2月15日(日)
午前中は川﨑さんとミーティングで、プレオープン営業の話を聞いていたら、日本地図が浮かんで、東京からぐぐっと福岡に何かが渡されて、そこに光が灯るのが見えるようだった。大きな跳躍で、感動するところがあった。
はんぞーからAndroidの審査が通って公開されたから確認を、という連絡があり、16KB対応のやつが去年の暮れのときよりも厳格化されていて、React Nativeのバージョンアップを余儀なくされた、それはきっとそうなのだろうと思っていたがやはり大掛かりな作業だったみたいで、あちらが立てばこちらが立たないというたぐいの作業だったみたいで、大変だった模様。ありがとうありがとうという思い。それで見てみるとAndroid版はきれいに動き、そしてiOSではまだリリースしていないReads一覧の絞り込み機能もすでに入っている、一足お先のAndroidという初めての状態になった。 ともあれAndroidもネタバレ回避機能がついたバージョンを出すことができたのでこれで告知ができるので今日やることにして、noteの記事を作成し、画像をつくり、やっているとまた推敲が生じて、推敲は永遠に終わらないものだ。公開し、SNSもストーリーに上げるなりXで予約投稿をするなりして、どういう反応になるのか楽しみだった、少しざわつくことを期待している、「これは革新的だ」と。
うどんを経て売上とかの目標の再設定し、サマリーレポートの構築をしていき、たくさん頭を使った。
夜、遊ちゃんが仕事から帰ってきて、まだやることがいろいろあるらしく、忙しそうな週末だ。一緒にスーパーに行くために外に出ると外は湿った匂いで、今日の日中はとにかくポカポカしていたそうだ、春の匂いという感じがする、お花見に外語大に行ったときのことを話し、遊ちゃんはあのエリアがとても好きで、あのエリアに引っ越したい気持ちなのだそうだ、迷った末にスモークサーモンにして、海鮮サラダみたいにしたらいいんじゃないかという遊ちゃんの案にそのまま従うことを決めた。
風呂。
倦んだ気持ちのまま仕事に戻り、ネタバレ回避の告知はまったく跳ねず、ウケた。静か。 サマリーレポートをまだまだ触って、ものすごく時間が掛かる、サマリーだけあってさまざまなシートから情報を読み取らせているわけだが、その広範さの問題ではなく読み取る効率が悪いらしく、キャッシュでなんとか、というのをやったら一気に早くなり、さっきは4分くらい掛けてやっと2日、みたいなどうしようもない感じだったが、15分で1年分を出せた。夕飯の用意をしながら、ときどきスクリプトを回しに部屋に戻り、3年分をやった。夕飯は大根をにんにくと塩とかでよく煮込んだやつをこしらえ、キャベツとカブとブロッコリーとしめじを蒸して、小松菜と大根の皮を味噌汁にして、蒸した野菜のところにサーモンを置いて、そこに生姜とごま油とめんつゆとかのタレを回しかけて完成で、それからキムチと、ストレス解消みたいな感じで遊ちゃんがばーっとさっきつくっていたサバと白菜のおかず、鶏肉とブロッコリーとかのおかずをひと口ずついただいて、それで夕飯で、遠藤は僕が風呂に入っているときに怪我をして、とても嫌なブレーキの掛かり方で転倒して、すぐに退くのかと思ったら一度は立ち上がり、しかしどう見てもきつそうで、そういうときに限ってサンダーランドの攻撃が続いてプレーが途切れず、僕は顔をしかめながら見ていた、こんな痛そうなサッカーは初めてだ、早く途切れてほしい、ここで倒れ込まずにプレーが止まるまではどうにか立ち続けるところに遠藤の美意識というかプロ意識というかそういうものが見えて戦慄する、褒められたことではなかったりもするのだろうか。ボールが外に出ると倒れ込んで、そして両手で顔を覆って、とんでもない激痛なのだろう、それが痛いほど伝わってくるので顔を歪めてしまう。担架で運ばれていった。それが今夜、調布の風呂場で起きた出来事で、食事をしながら見たのはその続きで、サーモンと蒸した野菜のサラダは驚くほど特に調和していないというか、サーモンがある、蒸した野菜がある、それぞれが独立してある、という感じで、おいしくないとかではないが、食べていて全然面白くなくて面白かった。ずいぶんお腹が膨れた。よく食べた。
今日はやれなかった、と思っていたが、いや、今からでもやってみたらいいのでは、と思って今は2時になるところだ。今日はんぞーから言われていたAndroid対応のブランチをローカルに引っ張ってきてiOSが動くかの確認というのを始めて、フェッチだ、npmのinstallだ、podのinstallだ、うまくいかない、いくつかやったら成功した、ちょっと不穏な予感もある、ビルドして、しかし表示されない、いくつかやることがある、でも今日はもう疲れた、それにしてもこのブランチの作業履歴を見ていると、ちょっと泣きそうになるというか、おそらく開発を始めた最初の、もう全然わかんないよ〜! の時期を思い出す、ビルドして待っては失敗してを繰り返す、暗中で模索して、何をやってもダメで、みたいなあの時間を思い出したのもあって、これは僕には絶対できなかった対応だ、はんぞーありがとう、ありがとう、という泣きそうな気持ちになるのを感じて、3時を過ぎた、もう寝ることにして、布団に入った。遊ちゃんもさっき目覚めてしまったところらしい、僕が本を開くとちょっと読んでみてということだったので「何いってやがる。ジュエルがいう。ジュエルにはロープのはじをもって、上流のほうをわたって、ロープをぴんと引っぱっといてもらおう。おれはいう。やってくれんか、ジュエル。ジュエルは、きつい眼でおれのほうを見る。おれは構わんさ。なにかやれるんなら、じっと坐って指一本動かさんでいるぐらいなら。やろうぜ、キャッシュ。おれはいう。それ以外あるまいて。キャッシュはいう」と音読し、それから「河自体は幅百ヤードもないが、見わたす限りあたり一面、ただ単調な荒廃ぶり、例外といえば親父とヴァーノンとヴァーダマンとデューイ・デルの姿ばかりで、まるで荒れ果てた世界の動きが最後の断崖を寸前に控えていっそう速度を増した場所に来でもしたように、すべてが恐ろしげに少し右から左に傾いているように見える」というところで遊ちゃんが「もういいよありがとう」と言い、僕はしかしこの「まるで荒れ果てた世界の動きが最後の段階を寸前に控えていっそう速度を増した場所」というのが気になるというか魅せられるというか僕を立ち止まらせて、「まるで荒れ果てた世界の動きが最後の段階を寸前に控えていっそう速度を増した場所」と二度繰り返して、それから「まるで荒れ果てた世界の動きが最後の段階を寸前に控えていっそう速度を増した場所?」と遊ちゃんに言った。