3月20日(金)

もともと早く店に行ってそこでとも思っていたが、何もそうしなくてもと思ったので早く出ることはせずに起きて、アイスコーヒーを淹れると川﨑さんとのミーティングの時間だったが食い違いがあり30分後に始まることになり、ふと思いついて日記をクロちゃんが読める状態にすることを始めて、10年分のとんでもない量のコンテキストを与えられる。500週分を全選択して.txtに書き出して、言われたとおり適当なところに置くと週ごとに分割するためのスクリプトを作ってくれて、うまくやれそうか確認している途中で時間になって、川﨑さんと話した。初台の開店当初はどんな感じだったかということを聞かれて売上の推移とかを渡したりながら、先は長い、深い、言葉にならないくらい、先は長い、深い、それこそ俺なんかには言葉にならないくらいだ、と私は言った。 シネマクラブの今度の上映は政治家のドキュメンタリーとサッチャーの生涯を描いた映画という2本で、という話になり、予告編をインスタに投稿したらいろんなコメントがついたんだということだったので見に行ったら映画についてのコメントではなく当該政治家を非難するコメントばかりで、いくつも並び、Xならサーチャブルだからわかるけれどインスタでもこんなのあるのか、この人たちはどこからこの投稿を見つけるんだろう、その政治家についてどう思うかは言うまでもなく個々の勝手だが上映お知らせの投稿にこれを書くのは、控えめに言ってもどうかしていて、誰かから依頼された仕事であればまだ安心するが、自分の意思でこうしているというか、抑制するもの、まさに箍だ、箍が外れてこうなっているのだとしたら、心配だ。 と話していたら11時20分で、まずいまずい、切り上げ、家を出て、12時からのシフトだった。買い物もある、わりと遅れるかもしれない、と思っていたが着いたら12時6分とかで、調布という場所の意外な近さには何年経っても何度だって驚く。で、スロースタートで、佐々木さんがいろいろをつくっていて、外は傘は要らない程度の雨で、今日は向かいの本屋さんというかギャラリーに王貞治が大きく刺繍されたセーターが路地に面する感じで置かれていて、それが客席からも見えるというか、席によっては王貞治と対面しているように見える。王貞治に見られながら読書する祝日。

ゆったり働き、佐々木さんと糸数さんに、とはいえ3連休なので油断しないように、と訓示を垂れると調布に戻り、ご飯を食べ損ねている、4時半だ、どうするか、いい案が浮かんでスーパーで惣菜売り場に向かうと天ぷらを探し、スーパーで天ぷらを買うことは初めてだったので、どういう姿であるのか、そもそもあるのか、わからなかった。プラスチックの容器に入っている様子を想像していたが、なかなかなく、コロッケはあった、最悪コロッケだろうか、コロッケ蕎麦というのは僕はついぞ食べたことがないが根強くあるのだしおいしいのだろう、今日がコロッケ蕎麦デビューの日になるのか、と私は考え、揚げ物を見ていると唾が湧く、僕という人間は揚げ物が好きなのだろう、しかし見当たらないものだ、いわゆる天ぷらというものはないのかもしれないな、揚げたてが命だからとかだろうか、スーパーがそんな抑制の仕方をすることはあるのだろうか、でもそうなのかもしれない、と諦めが近づいてきたあたりで思っていたよりも高い、目の高さの棚に、かき揚げを見つけ、それは、プラスチックパックではなく、ファミチキとかが収まるような形、紙袋ベースで、OPPのフィルムの窓があって中が見える感じ、紙ごみなのかプラごみなのか誰にも決してわからない感じ、そういうやつに入っていて、野菜のかき揚げ、かぼちゃ、さつまいも、ごぼうのかき揚げがあり、ふたつにしたかった、野菜のかき揚げとごぼうのかき揚げにした。 帰宅するとお湯を沸かして蕎麦を1束で茹でて、ネギを刻んで、かき揚げ蕎麦の完成だった。いい食べものだったし、ネギを入れるとたちまちかけ蕎麦だという気分になることがわかった。かけ蕎麦をかけ蕎麦たらしめているのは長ネギだったわけだ。

仕事を始め、タスクを把握してもらい、じゃあこれやろう、次はこれやろう、とやっていき、気づくとタスクがぐっとコンパクトになっていて、明らかに快適だった。今はこれは新鮮な、やり始めたばかりのゲーム的な面白さがあるのだろう、それはそうだが、でもやはり、これはすごい、と改めて感嘆し、遊ちゃんは僕が起きる前にどこかに行ったが帰宅はまだで、今日の行き先を知らなかった。 Squareのメニューの更新のタイミングで、GASにいくつか変なところがあったので修正していくことをやってもらいながら、別のセッションでは、何がきっかけになったのだったか、毎週の、初台と西荻窪と大橋からの発注、本部便と呼んでいるそれ、そこから発送のところの管理がまったく機能不全になっていて、別に回っているからという部分はあるが、納品書をつくる作業がだいぶ面倒になっていた、それをどうにかしたいと相談して、それでウェブツールをつくる方向に進んでそれをやっていった。Next.js、Notion、スプレッドシート、という構成だ。 いろいろヒアリングをしてもらって要件が整うとつくってもらい、要件をちゃんと伝えること、出された仕様を読んでちゃんと想像することというのは難しいものだと思って、思っていたのとだいぶ違った、どうせ適切には読めないのだから、最初はモックみたいなものをつくってもらうのが手っ取り早いのかもしれない、いやこれでもいいのかもしれない、どうせすぐに直してもらえるのだから。なのでいくつか注文を出して軌道修正をして、細かいズレの修正を重ねていくと、かなり使えそうなものにたちまちなっていった。しかしここ数日、自分が通知に即応するようになっているのが気にかかるというか、今はクロちゃんが実行許可を求めてきたとき、クロちゃんからの出力が終わったときに通知がぴゅっと来るようにしていて、だから別の画面にいてもそれが出たらさっと戻って反応するみたいになっているが、それが他の通知にも適用されるようになっていて、そんなメールをそんなに急いで開く必要はない、と思う。これはよくないことだ。クロちゃんへの反応も、適切なあり方を模索する必要があるというか集中というのが全然ない状態になる、とにかく頭が散らばる状態になる。 そういうことを思っていると遊ちゃんが帰ってきて、遊ちゃんがClaude Codeを使うことにだいぶ興味を持ち始めていて、今日は僕も見たPIVOTのClaude Code回のやつを聴いていたらしく、とにかく使ってみることだと今は僕は思うが、僕も、この動画を見て背中が押された感じがあったわけだが、いったん使ってみていまいちピンと来なくてしょんぼりした翌日とかに、なんとこの動画を再び見るというか聴くことをおかわりしたのだった。梶谷さんがなんと話していたかもう一度聴いてみようみたいな感じで、変なすがり方というか、珍しい怯み方だった。遊ちゃんはこの週末に始めてみるということだったので、応援する、と言った。 それから日記を全部収めた話をして、値上げについて僕が過去どういうふうに考えてきたかをクロちゃんにまとめてもらったやつを見せた、そこには「値上げ前は毎回「怖い」「たけーよな」という感覚がある。でも実際やってみると「人によって価値観は全然違う」という確信に着地している。窮状ドリブンで動く傾向があって、それが「もっと早くやればよかった」という後悔につながるサイクルが繰り返されている」と書かれていて、これはなかなかいい抽出というか、毎回恐れていることはわかっていたが、毎回「もっと早くやればよかった」と思っていたことは気づいていなかった。今回も実際そう思ったわけだ。本当なら1年前とかにやれていてもよかったことだった。だから、きっと、僕は、なんでも、すでに遅いのだから、そうするべきだと思ったときには、可能な限り早くやるべきだということだ。

数日家を空けるから冷蔵庫も空けたくて、ブロッコリーをチンして鰹節とマヨネーズと醤油で和え、菜の花を味噌汁にし、長ネギと豚肉としいたけの牛丼味煮にはブロッコリースプラウトをのっけて、昨日の野菜炒めの残りもあったので出して、それで晩ご飯で、野菜たっぷりですばらしかった。冷たい野菜炒めというのもおいしいものだった。気もそぞろという感じでマンチェスター・シティとどこだったかの試合を見ながら食べ、終えると部屋に戻って発注管理のやつを進めて、それまでは片手間という感じでやっていたが食後はしっかり向き合って、3時間くらいやると、最後はRailwayにデプロイし、動いた。受注したものがリストになり、画面に行くと発送方法を選択し、それぞれどういう量を送ったのかを選び、なんの銘柄を送ったのかを選び、他に送ったものがあれば追加して、それで発送を確定する。それが月ごとに束ねられて納品書が一発でできあがる、そういう社内ツールができた、細かい確認はしていないが、とりあえず触れて動くものになった。

4時前になり、いけない、いけない、と思いながら布団。すぐ眠る。

3月21日(土) ↓