3月29日(日)

起きて準備をすると、準備の速さに華南子ちゃんがびっくりした。着替えて歯を磨くだけだ。あとは乳液を塗ることも必要だ。玄関でちびっことハグをして、遊ちゃんとハグをして、それでいってきますをして出て、彼らは今日は立川のPLAY! MUSEUMに行く予定だったがちびっこたっての希望で表参道に米粉パンを買いに行くことになったのだそうだ。僕はスーパーでルッコラとディルを買って店に行った。 それでアイスコーヒーを淹れ、準備をし、今日は一日シフトだからご飯を後でというわけにもいかないのでキーマカレーを食べて、キーマカレーは少し久しぶりに食べた気がする、久しぶりに食べたら、やはりすごくおいしかった。

前半は戸塚さん、後半は渡部さんとで、よく働いた。最終的にはわりと忙しめの日だったしオーダー数もしっかりしたものだったが、どうしてそういう余地があったのか、料金改定のお知らせ記事のテキストを最後まで書ききることができた。仮に今日が値上げ後だったら売上は目標値に届くものになっていたが、値上げによって、今日来てくれた人たちは、値上げ後の値段であっても来てくれていたのか、あるいは違うのか、どういう変化が生じるのだろうか、楽しみだし不安だし楽しみだった。 店を閉めるとふーっと長く息を吐くような感じで、吐いた分を吸い直すような感じでビールを摂取した。

夜はラーメン。ゆで卵、豚肉、キャベツ、ピーマン、しいたけ、しめじ、人参、玉ねぎ、長ネギ。日本代表とスコットランド代表の試合を見ながら食べて、新しいアウェイユニフォームは好きだった。あまり見ごたえのない印象で試合が進んで、前半はスコアレスだった。食べ終えてしばらくすると布団に入るとシュリーヴが「さて、これからいよいよ、恋の話に取りかかろう」と言って、しかしそれはわざわざ言う必要のない言葉で、なぜなら「二人ともそれ以外のことは考えていなかったから」で、「ここまで通って来た所はすべてここに来るまでの予備行動に過ぎず」、それに「ここには二人以外の同行者はいなかった」し「これまでの道程を越えたのは話し手一人ではなく、話し手と聞き手の楽しい共同作業」によってこそのものだった。

その間にどちらも、頼まれたり乞われたりする先に相手の誤りを―二人が論じていた(というより取り憑かれていた)この亡霊を創り出す際に犯したり、聞いたことをふるいにかけて、間違いを捨て、本当と思えたり前もって考えていたことと一致することを取っておく際に犯す誤りを―許したり大目に見たり忘れたりして、恋の話までようやく到達したのであり、ここまで来れば矛盾撞着はあるとしても誤りや嘘はあり得なかった。 ウィリアム・フォークナー『アブサロム、アブサロム!(下)』(高橋正雄訳、講談社)p.157,158

「ここまで来れば矛盾撞着はあるとしても誤りや嘘はあり得なかった」!

3月30日(月) ↓