4月2日(木)

寒いし眠い、と思いながら起きて、遊ちゃんの熱は6度5分まで下がったようでよかった、午前中に病院に行って戻ってくると、タミフルを飲んじゃうともうわからないんだそうだ、陰性が出るんだそうだ。ひとまず元気そうでよかった。昨日大量の汗をかいて、そういえばコロナになったときもすごい汗をかいていたね、と話した。僕も最近は毎朝だいぶ汗をかいている。

午前中はSNSのミーティングで小山さんと佐藤くんと。情報ではなく情緒なんじゃないかと僕。マジカルなフィードをと僕。そういうことをしたい。いくつかのアカウントを見て、かっこいいね、と話す。

蕎麦を経て働き、と思うと自動化を画策し始めるのが困ったものだが、今日は5分の作業の自動化ふたつに30分ずつくらい使い、片方は月に2回あるからいい自動化だ、もう片方は2ヶ月ごとくらいなので愚か気味の自動化だ。でもそうともいえないかもしれない。なんとなく、うっすらと面倒、気乗りしないタスク、それがあることでコンテキストが逼迫されて性能が悪くなるというのはありそうなことで、それを取り除くのはたとえ小さなものでも効果のあることかもしれない。 夕方までいい具合に仕事を進め、遊ちゃんは最初は布団で仕事をしていたが途中から部屋にいて、すっかり復活のようだ、回復ってこんなに早いんだっけか、と思いながら家を出、初台行き、ドトールに入り、ラジオを書き、テキストを配置してクロちゃんに配信の準備を頼んだら瞬く間にBenchmark上にテキストの流し込まれたページができあがり、これは気持ちよく、そして素晴らしかった。しかし今週の利用制限がかなり近づいていて、今週末はがっつり使いたかったから、そろそろ判断を迫られることになりそう。

店、佐藤くんとの交代で、LINEの話とか。今日はここまではゆっくりの日で、夜は不思議と絶えずお客さんがあり、ノンストップで働いていて、やはり夜というのは、このくらいのお客さん数でこのくらいの体感になるものだ、と思う。それは、頭で考えるよりもずっと少ない。ひとりのお客さんを遇することのうち、オーダーというのは思っているよりも小さな部分なのかもしれず、頭で考えるとオーダーが9割という感じがするが、お会計、片付け、洗い物、それが占める割合は無視できない大きさなのかもしれない。夜はそれまでにいる人たちのその後ろの部分が寄るし、夜に来られた方については頭からお尻まで全部をやることになるわけで、夜の来客数という言葉だけでは測れないものがある。 閉店すると、そう考えながらビールを飲み、片付けを全部済ませるといくつかの机上のタスクを勢いよく片付けていき、今週はいい調子にタスクをこなせているような気がする、うれしいことだ、終電で帰り、スーパーで味付き牛カルビとかを買い、味噌を、あの出汁入りのチューブの味噌を、と味噌コーナーに行くとフリーズドライの味噌というのがあり、これもまた簡単そうで面白そうだと思ったので買ってみた。チューブでにょろっと出すのと、スプーンでぱっぱと掬うのと、どちらが簡単だろうか。チャックを閉めるというのがどういう負担になるかだ。 スーパーの袋をぶら下げて歩きながら「本の惑星」の続きを聴いて無報酬の仕事についての回で、聴いていると、きっと2013年とかそこらへんで岡山にいた時分に『本の逆襲』を読んで、この人、すごくいいなあ! と思ったときの感覚を思い出して、それは『本の逆襲』ツアーで日本各地を回っているタイミングで、うちは書店じゃないけれど呼べたりしないだろうかと考えた。それはせず、東京に戻ってフヅクエを始める直前の夏、BUKATSUDOの講座を受講してみなとみらいにせっせと通ったわけだった。

帰り、シャワーを浴びるとPIVOTのイングランド戦振り返り回を聴きながらカブを塩もみしてにんにくをほんの少しすりおろしてゴマとかで和えたやつ、カブの葉としめじの味噌汁、牛肉とピーマンと長ネギを炒めたやつをこしらえ、食べて、食べ終えてからもソファでダラダラとネットを見ていると何かの記事から何かのイベントの動画を見、屋外のイベントで、2003年で、二階堂和美が小さなステージで歌っているのが遠めから映された映像で、それを見たらというか久しぶりに二階堂和美の声を聴いたら二階堂和美を聴きたくなり、『Nikaidoh Kazumi US tour 2003』を再生させて、聴いていたら涙がどばどばと流れていってこの人の歌声は本当にすごいというかこの人は音楽に祝福されている。すごいなあと思って聴いていると「今日を問う」で音の調子が変わり、あ、と思って見ると『二階堂和美のアルバム』のジャケットが表示されていて、リッピングして入れたやつが他のやつに差し替えられるやつで、これは本当に最悪というかAppleMusicのこれは犯罪的だ。ナンバーガールのライブ音源とかもいくつもこれを被っている。二階堂和美もいま聴きたいのはこのライブ音源なのでこの曲はスキップして、それから布団に行き、今日も念のため別に寝るので自室で、布団だ、変な感じだ、そこで、珍しい夜の感じだ、寝そべってイヤホンで音楽をぼやんと聴きながら過ごし、「愛の讃歌」まで聴くと満足した。浦沢直樹の『MONSTER』で夜中に寝室で小さなテレビで昔の映画を見ながら涙を流すおじさんの場面を思い出して、あの場面はずっと頭に残り続けている。 イヤホンを外すと読書に移り、ボンはまだ考えにふけっていて、ボンとヘンリーはボンの弁護士とも会い、この小説の弁護士も極めて不快な人物で、愚かで卑劣な弁護士のせいで弁護士という存在を嫌いになりそうだ。

4月3日(金) ↓