4月11日(土)
10時半ごろ目が覚めて、もう少し眠ってくれたらいいのですが、と思って布団の中にとどまり、昨日の解説の続きを読んでフォークナーの来歴とかについて知って、解説を読んでいるとどうしても途中で他の作品が出てきて「響きと怒り」という文字が見えるたびに急いでスキップし、次に読もうと思っているのはこれだからだ。これも講談社文芸文庫でこれは分厚い。『アブサロム、アブサロム!』は上下だがパッと見た感じで『響きと怒り』はこの上下を足したよりも厚く見えて、であるならばだ、どうして『アブサロム、アブサロム!』は上下に分けたんだという話だ。最後がフォークナーの年譜で、作家の年譜を見ているといつも、この人が経済的な安定を得たタイミングはどこだったのだろうと思う。だから今日もそう思って、でもいつもそうであるように、それはわからなかった。いつの間にか大御所になっていて、いつのまにかノーベル賞を受賞していた。
1時間ぐらい布団のなかでそういうことをしたあとに起き上がり、アイスコーヒーを淹れると最初は新しいバージョンの審査提出で、iOSを出して次にAndroidを、と思ったら.envがずうっとAndroidバージョンになっていることに気づいて、いろいろ検討したところ問題はないということだったのだが不安だったので一度iOSの審査を取り下げて、Androidの提出を済ませると改めてiOSをつくって出して、新しいバージョンの提出というのは済むとけっこう一段落というか、安堵する心地がある。ダークモード対応バージョンだ。 次のタスクとしてReadsのポップアップの表示やクリック数の集計の実装で、それで調べたところポップアップはアナリティクスのイベントが設定されていないことがわかり、なぜそんな迂闊なことを、と思い、とりあえず別のことをしてから戻って、それだったらまだ審査中だしアナリティクス対応バージョンをつくってiOSを提出し直そうと思って、だからまた審査を取り下げて、それで3度目の正直という感じで審査の提出をした。
夕方、Squareに入って今日のこれまでの売上を見たら非常に低調で、暇そうだった、大きな不安。値上げか!? 値上げがダメなのか!? と思って、でもそんなに即効性があるとは到底思えない、でも1時間の人がごっそり引いたというのはありえる気はする、これまでは1時間でお試しというのがあったがその価格が引き上げられたことで、お試しではなく踵を返す、というそういう変化だとしたら、すぐに影響が出るかもしれない。でもそうだとしたら、それは完璧にネガティブなものだとは思わない。でもとにかく不安で、不穏な気持ちが渦巻くのを感じながら、スーパーに行って鶏肉とかを買い、それから風呂に入った。リーズとウェストハムの試合はまだ続いていて、延長線もゴールネットが揺れるがオフサイドというのが続けてあったり、スタジアムを沸かせる展開だった。 上がって少しすると遊ちゃんが諏訪から帰ってきて、楽しかったようで何よりだった。参加したワークショップでつくった手袋というかミトンというか袋というか、そういうものを見せてもらい、それは要らなくなった服を切って糸にして、それで縫うというものなんだそうだ。たしかに触ってみると、Tシャツの生地っぽい感じはあった。
いろいろ、モニタリングの設計。最近は新しい施策が続いているのでモニタリング設計が多く、楽しい気持ちと、別のことをやって前に進めたい気持ちの両方があって、これは難しい、頭の使う作業で、プロフェッショナルの仕事を見てみたい気持ちになる分野だった。簡単に見当違いのモニタリングになりそうな気がしている。 それが済むと開発系で、楽天ブックスの新しいAPIの設定とか、いろいろが済んできてだいぶすっきりしてきたところで、残りはGoogleマップのSDKのなにかとAmazonのPAAPIの廃止というのか、クリエイターズAPIというやつへの移行で、このふたつが済んだらきっと完璧にすっきりするはずで、だからそれをやることにして、Googleマップのやつはすぐに済んでPodfileに一行足すだけみたいなものだった。それからAmazonのやつで、これは調べてみたらわりとしっかりした作業ということだったが、クロちゃんにプランを練ってもらい、サブエージェントにそのプランを批判的に検証してもらい、それでやっていくとわりとあっさりと済んで、そうすると今日もデプロイということになって、今日もまた、緊張しながらデプロイ作業をやって、このデプロイは検索結果に関わることで、Amazonを使っての検索結果がちゃんとしていたらそれでOKというもので、そのためには楽天にない商品で検索しないといけない、そういうときは水声社とかが便利だ、みたいなところで動作確認の中で「ホセ・ドノソ」で検索をすると『閉ざされた扉』という「フィクションのエル・ドラード」シリーズの、まったく見覚えのない、明るい朱色とターコイズなブルーの書影の本があって、ドノソは僕は『夜のみだらな鳥』がとにかく面白かった、あの面白さの感触を思い出し、だから久しぶりにドノソを読みたい気持ちになって、なのでReadsで「気になる」で登録し、とにかくデプロイは無事に完了し、2日続けて緊張しながらのデプロイがあって、それは僕にお疲れ様というねぎらいの気持ちを正当化させるのに足るものに思え、なので外に出て、今日はあたたかな日で日中は29度まで上がったそうで、その暑さは僕は知らないが夜でも半袖で歩けることから日中の暑さは想像できて、コンビニに行くとビールを買った。
閉店時間を過ぎると伝票が送られてきて、下北沢はSquareで見たとおりに低調な日だったが、初台は夕方からぐんぐん伸びたみたいでしっかり忙しい日で、強く安堵した。
デプロイが済み、細々とした仕事も済み、積み残しはあるけれど明日でよく、というところでお楽しみの時間にしてスパイクを打つことにしてリーディングトラッカー画面をつくってみてもらうことにしてリーディングトラッカーはそれで検索すると出てくるのは開いた本に置いていま読んでいる行を追いやすくする透明な定規みたいなやつだがPinterestとかで検索すると出てくるのは一年365マスみたいなやつに本を読んだ日とかを塗っていくようなそういうやつで僕が考えているのはこっちのやつで月のカレンダーに書影が並ぶようなそういうやつで、やりたいことをクロちゃんに伝えると一発で素敵な画面ができて、そうそうまさにこういうの、というので、見ると僕の3月はただただ『アブサロム、アブサロム!』の白と黄色の表紙が並ぶ一ヶ月になっていて、まさにこういうことだった。ずうっと読んでいる、その時間を愛おしむ、そういうことだった。 早くやりたい気持ちがあるが、考えることもたくさんあろうし、今日は遊びとしてでいったんここまで。その前にやらないといけないことが山ほどある。
1時、オーブン焼き。1時半、リヴァプールとフラムの試合のキックオフの時間に合わせる感じで焼いて、鶏肉、キャベツ、玉ねぎ、人参、ブロッコリー、長ネギ、ピーマン、カブ、小松菜。エングモアが左から美しいゴールを決めて、それからモハメド・サラーが右から美しいゴールを決めた。スタンドに向けられたサラーの表情には万感のものがあるように見えた。誇りと感謝と惜別の、満足した、充実した顔に見えた。
寝る前はもう少し『アブサロム、アブサロム!』に留まることにして、最後のほうをもう一度読んでみることにして、火事になる少し前のところから読んで、80歳とかのミス・ローザが元気いっぱいに動き回っていた。そういえばミス・ローザはその3ヵ月前にもクライティをぶん殴っていて、80歳の老婆が繰り出すパンチというのはどういう強さのものになるのだろうか。